仏教を中心とする人文系学術書の出版社です。

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スジャーター村1
                      スジャーター村(ブッダガヤー近郊)

ようこそ、起心書房へ

めまぐるしく移り変わる時代だからこそ、
時の中で磨き上げられてきた「精神の遺産」を届けたい。

起心書房は、そんな想いから生まれた、
仏教を中心とする人文系学術書の出版社です。

わが国では未紹介のものも多いインド・チベット仏教の古典的著作の刊行に力を入れつつ、幅広い視野から人類の叡智を世に問うていきたいと思います。

【社 名】
「起心」とは、8世紀のインド密教の大家ブッダグヒヤが『大日経』の註釈で用いた言葉です。
意味するところは、菩薩が悟りの世界に留まらず、さらに世間へと「起ち上がって」人々に向かおうとする心のこと。
人類が見いだした真実を伝える古典を、現代に甦らせたい。
こうした弊社の願いを、このいにしえの言葉に託しました。

【マーク】
インドで聖なる鳥とされるハンサ(白鳥)のシルエット。カシュミールの影響を受けた、古い西チベットの壁画をアレンジしました。
弊社で最初に刊行した書籍の一つ『入中論』のメインとなる第6章の結びで、ハンサを「勝義と世俗の二諦の翼で羽ばたき、衆生を導いて彼岸へと赴く」菩薩の喩えとすることに因んだものです。

ご案内

  • このホームページに「品切れ」とある以外の書籍はすべて在庫がありますので、書店または弊社への直接注文によってお求め頂けます。弊社への直接注文の方法は「ご注文」のページをご覧下さい。
  • 不在の場合もございますので、お問い合わせはメールでお願いします。

最新情報

  • 2023年4月より事務所を移転しました。新しい連絡先は「会社概要」をご覧下さい。(2023年4月10日)
  • 『普賢行と浄土思想』『大乗アングリマーラ経』を刊行しました。(2024年2月28日)
  • 「編集室から」に『普賢行と浄土思想』『大乗アングリマーラ経』の紹介記事をアップしました。(2024年3月12日)
  • 『中観五蘊論の研究』を刊行しました。(2024年9月25日)
  • 「編集室から」に『中観五蘊論の研究』の紹介記事をアップしました。(2024年10月14日)

新 刊

■ 横山 剛 著
 チャンドラキールティ『中観五蘊論』の研究 
 ―説一切有部アビダルマ教学からのアプローチ―

『中観五蘊論』の研究

中観派の巨匠チャンドラキールティ作とされるアビダルマ論書『中観五蘊論』。本書は、その内容を説一切有部の教学の展開に位置付けつつ、自性の否定など、随所にチャンドラキールティの特徴を持つことを指摘して、「チャンドラキールティ真撰」を論じ、また、アビダルマにおける「五蘊」の意味を問い直した画期的な研究書である。後半にはチベット訳校訂テキストを付す。

目次
【著者紹介】横山 剛:筑波大学人文社会系助教
A5判上製432頁  定価10,120円(税込)
ISBN978-4-907022-31-0

■ 中御門敬教 著
 普賢行と浄土思想

普賢行と浄土思想

厖大・絢爛たる『華厳経』の掉尾を飾る『普賢行願讃』。そこに説かれる大乗菩薩の広大な誓願を、初期大乗の先駆経典と、インド・チベットの諸注より解明し、「浄土の菩薩の利他行」への展開を探る。『普賢行願讃』以下、二つの先駆経典、陳那(ディグナーガ)、釈友(シャーキャミトラ)、智軍(イェシェデ)の三注の全訳を収録した、貴重な成果。

目次
【著者紹介】中御門敬教:東海学園大学人文学部教授
A5判上製800頁  定価17, 820円(税込)
ISBN978-4-907022-29-7

■ 加納和雄 訳
 蔵文和訳 大乗アングリマーラ経

大乗アングリマーラ経

初期仏典に説かれる「改心した悪人」アングリマーラの物語を、大乗仏教の立場から大胆に読み替え、衆生が成仏できる可能性=如来蔵をドラマティックに説く経典を、チベット訳から全訳。解題では本経への最新の研究成果を詳述しつつ、仏教内外を含めた「インド世界における本経の位置」を問い直し、如来蔵思想研究に新たな展望を開く。

目次
【訳者紹介】加納和雄:駒澤大学仏教学部准教授
A5判上製516頁/口絵4頁  定価12, 100円(税込)
ISBN978-4-907022-30-3

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