仏教を中心とする人文系学術書の出版社です。

FrontPage

スジャーター村1
                      スジャーター村(ブッダガヤー近郊)

ようこそ、起心書房へ

めまぐるしく移り変わる時代だからこそ、
時の中で磨き上げられてきた「精神の遺産」を届けたい。

起心書房は、そんな想いから生まれた、
仏教を中心とする人文系学術書の出版社です。

わが国では未紹介のものも多いインド・チベット仏教の古典的著作の刊行に力を入れつつ、幅広い視野から人類の叡智を世に問うていきたいと思います。

【社 名】
「起心」とは、8世紀のインド密教の大家ブッダグヒヤが『大日経』の註釈で用いた言葉です。
意味するところは、菩薩が悟りの世界に留まらず、さらに世間へと「起ち上がって」人々に向かおうとする心のこと。
人類が見いだした真実を伝える古典を、現代に甦らせたい。
こうした弊社の願いを、このいにしえの言葉に託しました。

【マーク】
インドで聖なる鳥とされるハンサ(白鳥)のシルエット。カシュミールの影響を受けた、古い西チベットの壁画をアレンジしました。
弊社で最初に刊行した書籍の一つ『入中論』のメインとなる第6章の結びで、ハンサを「勝義と世俗の二諦の翼で羽ばたき、衆生を導いて彼岸へと赴く」菩薩の喩えとすることに因んだものです。

ご案内

  • このホームページに「品切れ」とある以外の書籍はすべて在庫がありますので、書店または弊社への直接注文によってお求め頂けます。弊社への直接注文の方法は「ご注文」のページをご覧下さい。
  • 不在の場合もございますので、お問い合わせはメールでお願いします。

最新情報

  • 『理趣経曼荼羅の研究』の弊社在庫は品切れになりました(重版未定)。ただし、大型書店や仏教書専門店には在庫が残っている可能性もございますので、そちらでお探し下さい。(2025年10月30日)

新 刊

■ 一郷正道・小澤千晶・太田蕗子 訳
 全訳 カマラシーラ 修習次第 
 ―初篇・中篇・後篇―

修習次第

インド大乗の二大潮流・瑜伽行(唯識)派と中観派を統合した「瑜伽行中観派」の思想を背景に、当時を代表する学匠カマラシーラ(8c.)が「止」(精神集中)/「観」(真実の洞察)の瞑想次第を具体的に説いた名著を、最新の研究成果を踏まえて全訳。チベット仏教に大きな影響を与えた古典の全貌を提示する。この分野のベテラン研究者を筆頭とする訳者による、待望の一冊!

目次
【訳者紹介】一郷正道:京都光華女子大学名誉教授
      小澤千晶:京都光華女子大学准教授
      太田蕗子:京都光華女子大学講師
A5判上製368頁  定価8,580円(税込)
ISBN978-4-907022-34-1

■ 岡田英作 著
 瑜伽行派における種姓説の展開 
 ―初期瑜伽行派から中期瑜伽行派へ―

瑜伽行派における種姓説の展開

中観派と共に、インド大乗の二大学派とされる瑜伽行(唯識)派。本書は、同派の「種姓=衆生が悟りを開く可能性」をめぐる思索を各文献に辿り、東アジアの仏教に大きな影響を与えた議論の詳細を提示、後半に『瑜伽師地論』「菩薩地」種姓品の和訳と校訂テキストを付す。特に『瑜伽師地論』については詳細に考察し、「種姓説から見た瑜伽行派文献史」の性格を持つ一冊。

目次
【著者紹介】岡田英作:高野山大学文学部特任講師
A5判上製468頁  定価11,220円(税込)
ISBN978-4-907022-32-7

■ 安元 剛 著
 安元コレクション図録 滑渓清韻録(かっけいせいいんろく)
 ―東西の美しきものたち―

滑渓清韻録

密教美術を中心とするアジア各地の仏教美術、中世〜近世の日本の書画、東洋陶磁、西洋美術、さらには、現代日本の絵画に至る一人の研究者にして出版人の「美と精神への探求」の軌跡。仏教美術については、同著者『密教美術形成史の研究』(2019 刊)の資料篇を兼ねる。美術史的に貴重な新出作品を含む全作品五百点以上を、オールカラーで収録!

目次 / 図版見本
【著者紹介】安元 剛:密教美術研究家、起心書房代表取締役
B5判上製460頁  定価13,860円(税込)
ISBN978-4-907022-33-4

powered by Quick Homepage Maker 4.79
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional