仏教を中心とする人文系学術書の出版社です。

密教関係

金剛薩埵
             金剛薩埵(スワート、8 世紀頃)

密 教

■ 北村太道 訳
 『大日経』系密教 原典研究叢刊1 蔵文和訳 大日経

大日経

『大日経』は『初会金剛頂経』と共に日本密教の根本経典とされ、冒頭の「住心品」は、空海の「十住心思想」に決定的な影響を与えた。また、インド・チベット密教でもマンダラ作壇・灌頂などの儀礼や、菩提心や本尊瑜伽についての考え方では、「密教の基礎」として大きな役割を果たしている。本書は、訳者長年の研究成果を踏まえて、サンスクリット原典の面影を伝えるチベット訳同経の本体部分を、平易に全訳したものである。
【訳者紹介】北村太道:種智院大学名誉教授
A5判上製204頁/カラー口絵2頁  定価4, 950円(税込)
ISBN978-4-907022-17-4

【目 次】
はしがき
1 心の差別の章(入真言門住心品)
2 マンダラを建立する真言蔵章(入漫荼羅具縁真言品)
3 障礙を息滅すべき広大章(息障品)
4 普通真言蔵広大章(普通真言蔵品)
5 世間人の悉地成就章(世間成就品)
6 悉地成就の真実広大章(悉地出現品、成就悉地品)
7 本尊の三摩地を決定する章(説本尊三昧品)
8 無相三摩地章(説無相三昧品)
9 世間と出世間の念誦の真実章(世出世持誦品)
10 字輪広大章(転字輪漫荼羅行品)
11 印の広大章(密印品)
12 一切処に入る門戸たる法の文字道の章(字輪品)
13 秘密マンダラ章 (秘密漫荼羅品)
14 秘密マンダラに入る章 (入秘密漫荼羅法品)
15 秘密八印章(秘密八印品)
16 秘密マンダラを受持することに入る広大章(入秘密漫荼羅位品)
17 明咒の律儀広大章(持明禁戒品)
18 阿闍梨の真実を知る章(阿闍梨真実智品)
19 字を布置する広大章(布字品)
20 方便と相応する菩薩の学処の章(受方便学処品)
21 百字出生を教示する章(説百字出生品)
22 〔百字〕果相応を教示する章(百字果相応品)
23 百字を布置し成就する章(百字位成品)
24 〔百字の〕自性を成就する章(百字成就持誦品)
25 百字真言儀軌章(百字真言法品)
26 正覚者の自性を教示する章(説菩提性品)
27 三三摩耶を行ずる章(三三摩耶品)
28 如来を説く章(説如来品)
29 真言門より菩薩行を行ずる儀軌章(世出世護摩法品、嘱累品)

■ 北村太道 訳
 『大日経』系密教 原典研究叢刊2 全訳 ブッダグヒヤ 大日経広釈

大日経広釈

インド密教の大学匠・ブッダグヒヤ(8世紀)が『大日経』を詳しく註釈した『大日経広釈』は、漢訳『大日経疏』と並ぶ、『大日経』理解のための古典的名著である。本書は、訳者の半世紀余りに及ぶブッダグヒヤ研究を踏まえ、背景にある『金剛頂経』系密教や、中観・唯識・仏教論理学を駆使した顕教哲学面にも留意しながら全訳。「顕密に精通したナーランダーの大学匠」ブッダグヒヤの真髄に迫る決定版。
【訳者紹介】北村太道:種智院大学名誉教授
A5判上製416頁/カラー口絵2頁  定価9, 900円(税込)
ISBN978-4-907022-18-1

【目 次】
はしがき
序 / 以下『蔵文和訳 大日経』各章に同じ(ただし5・25章はチベット訳原典に註釈欠のため項目のみ)。

■ 北村太道・タントラ仏教研究会 訳
 『金剛頂経』系密教 原典研究叢刊1 全訳 金剛頂大秘密瑜伽タントラ

金剛頂大秘密瑜伽タントラ

インド・チベットにおける『初会金剛頂経』解釈の基本となり、不空の『十八会指帰』における第二・三会の『金剛頂経』とされる重要経典を全訳。『初会金剛頂経』の重要語の定義と、儀礼や実践の詳細、さらに降三世品のドラマティックな説示などを通じて『初会金剛頂経』の真意を解き明かし、後期密教への展望をも開く、『金剛頂経』系密教の理解のために必携の一冊。
【訳者紹介】北村太道:種智院大学名誉教授・タントラ仏教研究会代表
A5判上製444頁  定価10, 120円(税込)
ISBN978-4-907022-02-0

【目 次】(章名は略称)
はしがき(北村太道)
前 編
 第一章 十六大菩薩の説示と名づくる釈
 第二章 広大な菩提の理趣に入ると名づくる〔釈〕
 第三章 大タントラ王の秘趣釈と名づくる〔釈〕
後 編
 第一章 一切如来の『秘密帝主王経』と名づくる釈
 第二章 如来部と名づくる釈
 第三章 降三世と名づくる釈
 第四章 金剛部の真実性甚秘密釈

■ 中島小乃美 著
 『金剛頂経』系密教 原典研究叢刊2 『一切悪趣清浄儀軌』の研究
                   ─Buddhaguhyaの註釈を中心に─

『一切悪趣清浄儀軌』の研究

密教における生死と救済とは? この切実な問いに正面から答え、インド・チベット密教において葬送儀礼の基本となった『一切悪趣清浄儀軌』。本書はその全容をブッダグヒヤを中心とする諸家の註釈によって明らかにした、わが国最初の本格的な研究。マンダラ、灌頂、護摩などの儀礼を通じて、「金剛薩埵」として衆生救済に赴く密教者の宗教性に迫る。後半にブッダグヒヤ註の全訳を付す。
【著者紹介】中島小乃美:佛教大学准教授・文学博士
B5判上製392頁/カラー口絵2頁  定価10, 780円(税込)
ISBN978-4-907022-03-7

【目 次】
序 論
第I部 『一切悪趣清浄儀軌』の理解
 第1章 『一切悪趣清浄儀軌』と他の密教経典との関係
 第2章 三者の序分について
 第3章 マンダラ・灌頂・護摩について
 第4章 荼毘護摩について
 第5章 Kāmadhenu の註釈書にみる引用経軌について
 結 論
第II部 『一切悪趣清浄字義釈』和訳研究
 第6章 根本タントラ(mūla-tantra)
 第7章 後タントラ(uttara-tantra)
 第8章 後後タントラ(uttara-uttara-tantra)

■ 北村太道・タントラ仏教研究会 訳
 『金剛頂経』系密教 原典研究叢刊3
 全訳 降三世大儀軌王 / 同 ムディタコーシャ註釈

降三世大儀軌王

『初会金剛頂経』「降三世品」の釈タントラとされ、不空『十八会指帰』における第四会の『金剛頂経』とも言われるインド密教の重要経典を、註釈と共に全訳。「欲即菩提」と、衆生済度の「忿怒の方便」を説き、『初会金剛頂経』はもとより、『理趣経』、さらには後期密教の成立を知る上にも、重要な示唆を与える一冊である。
【訳者紹介】北村太道:種智院大学名誉教授・タントラ仏教研究会代表
A5判上製316頁/カラー口絵1頁  定価7, 260円(税込)
ISBN978-4-907022-04-4

【目 次】
はしがき(北村太道)
降三世大儀軌王
 根本タントラ
 後タントラ
ムディタコーシャ 聖降三世と名づくる註釈
 根本タントラ釈
 後タントラ釈

■ 北村太道 著
 『金剛頂経』系密教 原典研究叢刊4
 初会金剛頂経概論 『タントラ義入』の研究
 ─ブッダグヒヤ本論・パドマヴァジュラ註釈の全訳と解説─

タントラ義入の研究

わが国の密教で『大日経』と共に重視される『初会金剛頂経』。
本書は、両者に精通したインド密教の大学匠ブッダグヒヤ(8世紀)が、『初会金剛頂経』のエッセンスを解明した『タントラ義入』を、パドマヴァジュラによる詳細な註釈と共に全訳・解説。巻末には関連論文14本も収録し、著者半世紀にわたる『金剛頂経』研究の全貌を提示する。
【著者紹介】北村太道:種智院大学名誉教授
A5判上製1268頁/カラー口絵14頁  定価18, 700円(税込)
ISBN978-4-907022-10-5

【目 次】
はしがき
第一部 和訳・解説
 パドマヴァジュラ『タントラ義入註釈』(冒頭部分)
 ブッダグヒヤ『タントラ義入』/パドマヴァジュラ『同註釈』(本書註釈部分)
  I 総 説
    第1 『摂真実経』概説
    第2 五如来などの出現とその意義概説
    第3 印概説
    第4 三摩耶戒概説
  II 広 説
    第1 観想成就法
    第2 念誦成就法
    第3 観想及び念誦の成就法に伴う諸瑜伽方便儀軌
    第4 護摩成就法
  III 奥書き(流通の偈)
第二部 論 文
  Tantrārthāvatāraの引用経軌をめぐって
  Tantrārthāvatāraの金剛頂経の引用をめぐって
  瑜伽タントラにおける「教理」について
  Vajraśikhara-tantraにおける秘密成就法について
  Trailokyavijaya-kalpaにおける秘密成就法について
  『理趣広経』における秘密成就法について
  瑜伽タントラにおける秘密成就法について
  『理趣広経』における二種の偈頌について
  『理趣広経』における瑜伽
  金剛頂経教理分についての一考察 ―四部十六種悉地について―
  金剛頂経における愛についての一考察
  密教における悟りと救い ―金剛頂経における―
  密教における誓願
  密教における善と悪

■ 北村太道 著
 チベット密教儀礼の研究 ─文献と現地調査による解明─
 *3月末刊行。

チベット密教儀礼の研究

インド密教の原型を今に伝える、チベットの密教儀礼。本書は、現地での修法の調査と、その典拠となる儀軌の和訳により、マンダラ地儀軌・灌頂・護摩などの基本儀礼と密教法具を中心に、その全貌を解明した、わが国で初めての研究書。チベット密教各派の儀礼の「生きた姿」を示した、貴重な記録である。図版多数。
目次
【訳者紹介】北村太道:種智院大学名誉教授
A5判上製592頁/カラー口絵2頁  定価13, 860円(税込)
ISBN978-4-907022-21-1

【目 次】
はしがき
第1章 マンダラ地儀軌と地神儀軌
 マンダラ地儀軌について─ゲルク派、ギュメ寺を中心に─
 秘密集会の地儀軌─ゲルク派、ギュメ寺─
 チャクラサンヴァラの地儀軌─ゲルク派、ギュメ寺─
 秘密集会・チャクラサンヴァラの地儀軌(修法経過)─ゲルク派、ギュトゥ寺─
 ヤマーンタカの地儀軌─ゲルク派、ギュトゥ寺─
 色砂龍神委託儀軌─ゲルク派、ギュメ寺─
 地神儀軌─ゲルク派、ギュトゥ寺─
第2章 灌 頂
 灌頂について─ゲルク派、ギュメ寺を中心に─
 秘密集会の灌頂─ゲルク派、ギュメ寺─
 チャクラサンヴァラの灌頂─ゲルク派、ギュメ寺─
 ヤマーンタカの灌頂─ゲルク派、ギュメ寺─
 ヘーヴァジュラの灌頂─サキャ派、タリン寺─
 普明毘盧遮那の灌頂─ゲルク派、ギュメ寺副僧院長(当時)による─
 薬師マンダラの我生起・作壇・灌頂─カダム派からゲルク派に伝えられた儀軌─
 ラダックにおける観音の灌頂─ディグン・カギュ派、フィヤン寺─
第3章 護 摩
 ラダックにおける馬頭の四種護摩─ディグン・カギュ派、フィヤン寺─
 秘密集会のラブネー(善住)における増益護摩─ゲルク派、ギュメ寺─
 ヤマーンタカの降伏護摩─ゲルク派、ギュメ寺─
第4章 密教法具
 寺院荘厳と密教法具─ラダックを中心に─
 密教法具と儀礼─ゲルク派、ギュメ寺を例として─

■ 静 春樹 著
 ガナチャクラと金剛乗 ─後期インド仏教論の再構築を目指して─

ガナチャクラと金剛乗

インド仏教史の掉尾を飾る金剛乗(後期密教)における集団的修法「ガナチャクラ(聚輪)」。本書は、「タントラの祝宴」ともいうべきその儀礼から、出家と在家、反カースト、女性観など様々な問題にアプローチし、「危機の時代」を生きた仏教徒たちのアイデンティティに迫る画期的な研究である。後半には、インド・チベットの関連儀軌の和訳とテクストを収録。
【著者紹介】静春樹:高野山大学密教文化研究所研究員・京都精華大学非常勤講師
A5判上製512頁  定価10, 780円(税込)
ISBN978-4-907022-07-5

【目 次】
緒 言
第一部 研究論文集成
 後期インド仏教論の再構築を目指して
 金剛乗の行の概観
 金剛乗の女性観序説
 アティシャと秘密・般若智灌頂禁止の問題
 Did Atiśa really prohibit monks from taking
  the second and third consecrations?
 アティシャと金剛乗の行
第二部 聚輪儀軌和訳研究集成
 解題・聚輪儀軌
 バヴヤキールティの聚輪儀軌
 クリシュナ阿闍梨の聚輪儀軌
 カーラチャクラの聚輪儀軌
 アバヤーカラグプタの聚輪儀軌
 ラトナラクシタの聚輪儀軌『如意宝珠』
 タクパギェンツェンの聚輪儀軌
 サキャパンディタの聚輪儀軌
 プトゥンの聚輪儀軌『大楽遊戯』

■ 安田章紀 著
 ニンティクの研究 ―ロンチェンパの思想を中心に―

ニンティクの研究

チベット仏教最古の宗派・ニンマ派で、全仏教の頂点に位置づけられるゾクチェン(大いなる完成)。本書は、その奥義とされるニンティク(心髄の滴)を、ニンマ派を代表する学匠ロンチェンパ(14 世紀)の著作を中心とする原典自身の言葉によって解明した本格的研究書。「ロンチェンパ要文集」としての面も持つ一冊である。
【著者紹介】安田章紀:京都大学こころの未来研究センター研究員
A5判上製520頁  定価12, 100円(税込)
ISBN978-4-907022-11-2

【目 次】
序 論
第1章 ニンティクの文献史
第2章 基盤論
第3章 灌頂論
第4章 仏陀論
付 論 Klong gsalについて

■ 槇殿伴子 著
 チベット建国説話と観自在信仰
 ─『マニ・カンブン』「偉大なる歴史章」を中心に─
 *3月末刊行。

チベット建国説話と観自在信仰

チベットの観自在(観音)信仰の「原点」となる埋蔵経(テルマ)『マニ・カンブン』。本書は、その「六字真言」念誦による浄土往生、マハームドラー・ゾクチェン・大中観に基づく密教的成仏を解明し、「建国と救済の物語」である「偉大なる歴史章」の和訳とテキストを付した、わが国で初めての本格的研究書。
目次
【著者紹介】槇殿伴子:Dr. Phil, 身延山大学国際日蓮学研究所研究員
A5判上製588頁  定価13, 200円(税込)
ISBN978-4-907022-20-4

【目 次】
はじめに
第1部 論 文
 埋蔵経典『マニ・カンブン』の伝承と諸版
 『マニ・カンブン』「偉大なる歴史章」に描かれた観自在菩薩への帰依
 『マニ・カンブン』における観自在菩薩の顕密二十一経典
 『マニ・カンブン』における自心仏と如来蔵
 「蓮は泥にまみれず」の譬喩と如来蔵
 『マニ・カンブン』における「ヴェッサンタラジャータカ」
第2部『マニ・カンブン』「偉大なる歴史章」─和訳とテキスト─
付篇 ネパールにおけるフィールドワーク─ネパール大地震を経て─

■ 安元 剛 著
 密教美術形成史の研究 ―北西インドを中心として―

密教美術形成史の研究

「ガンダーラ仏」で知られる北西インドでは、東西文明のせめぎ合いの中で、密教の時代まで仏教が存続し、その影響は中国やチベットにまで及んだ。本書は、その密教美術の形成過程と思想的背景を総合的に分析した、わが国で初めての本格的研究書。世界史的視野から「密教美術の誕生」に迫る。図版多数。
【著者紹介】安元 剛:密教美術研究家、起心書房代表取締役
A5判上製604頁/カラー口絵4頁  定価13, 200円(税込)
ISBN978-4-907022-16-7

【目 次】
はじめに─「人間学としての密教図像学」を目指して─
第1章 ガンダーラ的古代からインド的中世へ
 ガンダーラ出土の大理石製菩薩頭部と、2世紀後半頃のローマ彫刻
 タパ・ショトールにおける劇的場面の群像について
 火焔を背にしたオェーショー=シヴァ
 ガンダーラ美術における忿怒形の神像について
 スワート・カシュミール地域のブロンズ像の様式的源流について
第2章 北西インドの密教美術
 北西インドにおける密教図像の展開
 変化観音の作例について
 金剛手・金剛薩埵の作例について
 『大日経』系毘盧遮那と金剛界五仏の作例について
 女尊の作例について
 印仏・印塔の作例について
第3章 密教美術伝播の諸相
 スピティ・タボ寺の『大日経』系諸尊について
 西チベットにおける地中海世界起源の唐草文について
 「四種護摩本尊並眷属図像」における降三世マンダラ諸尊について
 敦煌・雲南におけるチベット古密教系忿怒尊の作例について
 クメール美術における密教的要素について
第4章 大乗仏教から密教へ
 『荘厳菩提心経』の菩提心説
 ギルギット地域・タルパンの陀羅尼刻文と、観音「随心呪」について
 金剛薩埵成就法としての聖衆来迎寺貝葉
 『金剛王菩薩秘密念誦儀軌』と『降三世大儀軌王』
 法身説法と金剛乗
 仏涅槃と金剛乗

■ 安元 剛 著
 詩文集 虚空の歌

虚空の歌

求道と、夢と。……仏教で、空の真理を象徴する「虚空」。本書は、それを体現する密教の女神を、人生の万象を以て憶念し、讃えようとした、宗教文学の新たな試みである。巻末では、東西の精神的伝統を展望しつつ、著者の宗教哲学的な言語論と共に収録作品を解説。さらには「揺れ動く現代」のただ中での仏教学術書出版への想いを語る。
【著者紹介】安元 剛:密教美術研究家、起心書房代表取締役
B6判上製172頁/カラー口絵2頁  定価2, 860円(税込)
ISBN978-4-907022-00-6

【目 次】
帰敬の言葉
Ⅰ ヨーギニー二十四讃
Ⅱ 雑 詠
   追想三部作 / 輪廻と涅槃のエピグラム/ Bhagavatī三部作 /
   夜想三部作 / Le Ballet de la Ikego Nuit(池子の夜のバレエ)/
   仏母三讃頌
Ⅲ 短篇小説
   時の輪 / ある朝の松籟館 / 鎌倉猫又城戦記
撥遣の歌
遁世から祈りへ ─本書について─

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